えんとつ町のプペルからCDを売る方法を考えてみた

こんにちは。作編曲家のサカモトです。

 

 

皆さん「えんとつ町のプペル」って絵本をご存じでしょうか。

お笑い芸人のキングコング西野さんが主導して作り上げた絵本です。

 

 

もうすでに30万分以上を売り上げ、映画化も決まっている

最近の絵本業界では異例のヒットを飛ばし続けている絵本になります。

 

 

実はこの間ある講演会で、西野さんが

この「えんとつ町のプペル」を巡るマーケティング方法を語っていました。

とても興味深いので今回はその一部を紹介したいと思います。

 

 

そもそも絵本って1~10万分売れればヒットの世界らしいのです。

とにかく市場が小さい(今のCD業界もそれくらいですよね…)。

西野さんはその市場で100万分売れるのにはどうすればいいのか考えました。

 

 

ちょっと割愛しますが、100ページ以上ある絵本を販売してみたり、

締め切りに追われることなく、3~4年の歳月を掛けて絵本を作ってみたりと

それまでの絵本業界の常識を打ち破る試みをしました。

 

 

しかし、売れたのは3万分。

ヒットではありますが、目標の100万分には到底届かない数字でした。

 

 

そこから普段自分買うもの・買わない物をノートに分けて書き、

自分の行動を分析しました。

 

 

そこから分かったのは

「自分は文化物はあまり買わない。でもお土産は買ってしまう

ということでした。

 

 

実際、日本は20年以上景気が良いとは言えない状況が続きましたが、

お土産屋さんは景気が良いと言います。

 

 

さらに「お土産の価値はその商品ではなく、その商品を見ることによって

旅行先の思い出を思い出す装置として価値があるのだ」ということにも

気が付きます。

 

 

実際僕も、小学生の時に修学旅行で旅行先に行くと

木刀とか下駄とかを買ってしまいました(笑)

でも、後でそれを見ると、あの時の天気とか情景を思い出すことができるんですよね。

 

 

西野さんはお土産を見ることによって思い出を思い出してしまう現象

お土産効果」と読んでいましたが、とても共感できる内容でした。

 

 

このお土産効果を使って絵本を売ってみたところ、

バカ売れしたらしくこの効果は本物であると確信したとのことでした。

 

 

友人とこの話で盛り上がり、

音楽に当てはめるとどうなるだろうかという話になりました。

これを音楽に当てはめるとCDを売るアイディアも出てきますよね。

 

 

お土産の売り方としては、こんな感じになると思います。

ある程度の知名度を付ける(観光地)→入口を入りやすくする(無料)→

思い出を作る(観光)→思い出を思い出す装置としてお土産を買う

 

 

これをCDの売り方に置き換えるとどうでしょうか。

ある程度の知名度を付ける(バンドなど)→入口を入りやすくする(ライブ無料)→

思い出を作る(感情を伝えるライブ)→思い出を思い出す装置としてCDを買う

 

 

こんな感じになると思いませんか?

ここでCDを2000~3000円で売ることができれば、

チケット代のノルマもPayすることができます。

 

 

あくまで一つのアイディアに過ぎないので、

机上の空論に過ぎない可能性も否めません。

ぜひ実験したいところですね。

 

 

今回は西野さんのマーケティング理論を音楽に落とし込んでみました。

マーケティングを学ぶのって楽しいですね。

色んなアイディアが溢れてきます。

 

 

バンドやライブ活動をしている皆さん、

今のライブのアプローチを変えてみてはいかがでしょうか。

きっと、もっとワクワクするものになりますよ!

 

 

それでは!

 

 

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