こんにちは。

作曲家のサカモトです。

 

 

あっという間に11月になり、2019年も残り2カ月となりました。

ほんと早過ぎっ!!

 

 

この時期になると僕のいた大学では学園祭をやっていました。

当時は軽音楽部に所属していて、趣味でDTMとかもやっていたので

毎年PA(それぞれの楽器の音量バランスを取る人のこと)をやっていました。

 

 

素人なりに4年間PAをやったのですが、

後輩に全く引き継ぎをせずに卒業してしまったので

今回はアナログミキサーの簡単な使い方を解説したいと思います。

 

 

後輩の皆さんはこの記事参考にPAやっていただけると

スムーズにライブが進められるかもです。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

さて、肝心のミキサーですがツマミがいっぱいあるし、

一見訳わからないと思います。

まずはミキサーの見方から説明しますね。

 

会場ではミキサーを使って音量バランスを取っていくのですが

当然1トラックごとに音量を決めていきます。

この縦のラインが1トラック分の信号が流れているところです。

 

 

Aさんのマイクの音、Bさんのマイクの音、ギターアンプから拾った音

みたいな感じで分かれています。

 

 

白いツマミ(つまみ→フェーダーと言います)は各トラックの音量

赤いツマミは全体の音量、灰色のツマミはエフェクトの音量や

返しの音量をコントロールできます(色はメーカーによって違うかも)。

 

 

次は細々した回すタイプのツマミについて説明します。

音を調整していくときに必要なツマミは大体5種類ほど。

 

GAIN、ゲイン(ここでは白いツマミ)

トラックの音量を上げます。ここが上がっていないと音が出ません。

ただ上げ過ぎるとハウったり、音が歪んでしまいます。

ちょうど良いところまで上げておきましょう。

 

 

EQ、イコライザー(ここでは緑のツマミ)

低域から高域までの音の出方を調整するものです。

例えば耳にキンキンくる音になっていたらHIGHのツマミを下げて

少しこもらせることでバランスを取ったりします

 

 

他のMIDとLOWも同じ理屈です。なんかボワボワした音だったら

中域(MID)と低域(LOW)が出過ぎているのかもしれません。

少し下げて様子を見てみましょう。

 

 

このミキサーではMIDのみ周波数帯域を選択して

イコライジングすることができるみたいです。

まぁ周波数帯を選択して音作りを進めることもできますが今回は割愛で。

 

 

基本的にこのツマミを使うときは、軽い修正を目的に使うので

極端に上げ下げするのはおすすめしません。

基本的に真ん中の値がデフォルトです。

 

 

※画像はミキサーを片付けるときの画像なので

ツマミの値がめちゃくちゃになってます。参考にはならないので注意

 

 

AUX、オグジュアリー(ここでは青のツマミ)

ボーカルの返しなど、演奏者側のモニターに使用するツマミです。

ここのツマミを上げると接続されている返し用のモニターから出る

音量が上がります。

 

 

ツマミを上げることで演奏者はボーカルの音など聞こえやすくなりますが、

その分音も回り易くなるので全体的にボワボワした輪郭の無い音になる

リスクもあります。

 

 

とは言っても空き教室で演奏をする時点でそもそも音響的に劣悪なので、

ボーカルがどうしても聞こえてこないorドラマーがボーカルを聴き取れない

場合はグイッと上げちゃっていいと思います。

 

 

ただ上げ過ぎは注意です。

場合によってはボーカルマイクが返しモニターの音を拾ってハウったりします。

 

 

EFF、エフェクト(ここでは白いツマミ)

ディレイやリバーブなどのエフェクトをどれくらいかけるか選択できます。

ツマミを上げれば深くかかります。

 

 

ミキサーの右上辺りにある黒いツマミでエフェクトの種類を選べます。

二種類かけられるみたいですね。

 

 

ボーカルは基本的にミキサー側でエフェクトをかけることが多いと思うので

僕だったらディレイとリバーブを選択しますね。

 

 

ロック系の曲でもボーカルは素の音ではなく、

エフェクトをかけてお化粧してあげると良いです。

歌が悲惨な感じになるのを回避できます(結構ガチです)。

 

 

ボーカルソロで聴いてエフェクトかかりすぎかなと思っても

演奏に混ざって歌っていると全然目立たないことが多いので、

気持ちエフェクト多めにしてあげても良いかもしれません。

 

 

バラードの時はエフェクトの量を増やしてあげましょう。

ただし、かけすぎると風呂場で歌っているみたいになって

音の輪郭がぼやけてしまうので気をつけて下さい!

 

 

PAN、パン(ここでは赤いツマミ)

音が左右のどちらかから出るのかを選択できます。

よくやる定番はツインギターの音を左右に振り分けてしまう方法ですね。

 

 

全ての音が中央に寄ってしまっていると音が渋滞して

ガチャガチャしたサウンドになります。

最悪ギターがボーカルの音域に被ってボーカルが消滅することもあります。

 

 

なのでギターの音を左右に逃してあげて

全体的にスッキリさせてあげようというわけです。

 

 

あとはツインボーカルの場合は少しだけ左右に振り分けて

差別化を図ることもあります……が、正直会場で聴いている人には分からないです。

 

 

ただ、音の渋滞は起こりにくくなるので

試してみて良さげだったら採用してみてください。

 

 

最後に

音量バランスの簡単な取り方を説明します。

ここでは素人が即戦力として使えるテクニックを書くので

恐らくDTMのミックスには活かせないと思います。。。

 

 

僕が所属していた軽音楽部は初心者から上級者まで

ごちゃ混ぜのサークルでした。

 

 

なのでボーカルも人によって実力がばらばらでした。

なぜここでボーカルを例に出したのか……

 

 

それは

一般人はボーカルしか聴いていないから

です!!

 

 

物語で解説するとボーカルはシンデレラ

その他の楽器隊は背景です。

 

 

木だったりお城だったり、かぼちゃの馬車だったりと

それぞれ作品を演出する上で大切な役割を持っていますが

一般人はそこにこだわってフォーカスを当てることはしません。

 

 

常にフォーカスが当たるのはシンデレラですよね?

まわりを取り巻くものは真っ白な背景にならないための装飾品です。

 

 

と、まぁここまで言わせるくらい

一般人はボーカルしか聴いていない

ということを念頭に置いて話を進めていきましょう。

 

 

結局何が言いたいのかと言うと要は……

ボーカルが聴こえなかったら場が盛り下がる

っていうことです。

 

 

音数が少ないAメロ、Bメロではボーカルが聴こえていたのに

サビで音数が増えてボーカルが聴こえないということが

結構起こり得ます(4年間やっていて何度もありました)。

 

 

一番の理想はボーカルが声量付けて

楽器隊にも負けないようになることですが、

正直そこまで素人に求めるのは酷な場合もあります。

 

 

そういう状況でPAはどのような対処をして場を乗り切るのか

僕のいつもやっていた付け焼刃的なテクニックを紹介します。

 

 

それはサビでボーカルのフェーダーを上げること

出力の音量をアップさせることで無理矢理お客さんに

ボーカルを聴かせるという超力技です。

 

 

ちなみに僕はマスターフェーダー(赤いフェーダー)

ボーカルが聴こえないなと思った時はいつもやっていました。

サビが終わったらツマミをまた0の値に戻すだけなので楽なんですよね。

 

 

これを本番中にハウらないギリギリを狙って

サビでフェーダーをいじったりしていました。

 

 

学園祭のライブってライブハウスなど音響設備が整ったところで

やるわけではないので、こういう力技も有効だったりします。

環境が整っていれば聴こえてくるんだろうけど……。

 

 

あとはボーカルが弱いと分かってるバンドはリハの時点で

ギターの音量を控えめにするように指示したりしていました。

ギターが大きいとボーカルの中域と被って欠き消してしまうので。

 

 

とは言ってもギタリスト本人が自分の音が聴こえなかったら

演奏に支障をきたすので相談しつつやっていましたけどね。

まぁ何度も言うように劣悪な環境の中でどうベストに持っていけるかが重要なので。

 

 

でも上手いボーカルはサビでもきちんと歌詞が聴こえてくるので

必ずしもフェーダーを上げる必要はなかったです。

そこら辺はバンドの演奏を聴きつつ判断しましょう。

 

 

あとは全体的な理想の音量バランスについて簡単に書いておきます。

 

 

ボーカル…一番聴こえるようにしましょう

ギター…ボーカルを食わない(消さない)くらいの音量で程良く鳴らす

キック…ドンドン来る感じの音量感、聴こえ過ぎている場合はマイクを切ることも。

スネア…キックより少し控えめの音量にする。ボーカルよりちょい小さめ。

ベース…スネアと同じくらいの音量感、出し過ぎると

バンドサウンド全体の音量が崩れるので注意。

 

 

簡単に書いてきましたが、とりあえず

PA全く分からない人でも

これだけ押さえておけば何とかなるかなという内容を書きました。

 

 

少し長くなっちゃいましたけど、

もしこれからPAやるよって人の参考になったら嬉しいです。

みなさん学園祭頑張ってください!

 

 

それでは!