こんにちは。作編曲家のサカモトです。
自分で録音したボーカルがなんかプロっぽくならない…
というかマイクも安いせいかなんか野暮ったい気がする。
あ~!もうどうすればいいんだ!!という経験ありませんか。
僕もタイミング修正もピッチもバッチリ合わせたのに
ボーカルの質感がイマイチ…ということが結構ありました。
本当はマイクを変えれば良いのかもしれませんが、
プロのマイクは普通に30万とかします。
学生の僕には厳しすぎる額なので、
マイクを買い替えるのは難しい…。
なんとかミックスで改善できないものか…。
色々思考錯誤した結果、
とある方法に行きついたので
今回はそれを紹介したいと思います。
みなさんエキサイターって知っていますか?
90年代のボーカルトラックには必ずと掛けると言われていた
倍音を足してくれるエフェクターです(エキスパンダーとも言います)。
当時はギターのコンパクトエフェクターで有名なBOSSからも
「エキサイター」が発売されていたのですが、あまり売れずに
生産中止になってしまったようです。
ちなみに、このKemperの下に入っている黒いラックもエキサイターです。
Boowyの布袋がLAST GIGSのときに使っていたみたいですよ!
このエフェクター、最近ではあまり耳にすることが無くなりました。
恐らく使いすぎて淘汰されてしまったのだと思います。
一時的に爆発的に流行ったものはそうなる傾向がありますよね。
80年代に流行ったゲートリバーブと同じ感じです。
話を戻すと、
このエキサイターをボーカルに掛けてしまおう!というわけです。
なんて言ったって倍音を足してくれますからね。
EQではなかなか出せない効果でもあります。
使い方としては、インサートに直接挿しても良いのですが、
僕はFXチャンネル(Send&Return)でエキサイターを立ち上げて
そこでレベルを調整した方がやりやすかったです。
掛け過ぎるとボーカルの高域が足されすぎて、
キンキンした薄っぺらいボーカルになってしまうので
隠し味程度の認識で使うとよろしいでしょう。
このエキサイターを隠し味として使うことによって、
ナチュラルなボーカルのヌケを作ることができます。
非常にオススメなので、皆さんも使ってみてください!
さらにヌケが欲しい+ボーカルをキラキラさせたいときは
コーラスを足してあげるとさらにリッチになって良いかもしれません。
僕も加工してごまかした方がいいなと思ったときに使ってます(笑)
本当はエフェクト掛けなくても良いレベルのボーカルトラックを
もらえればいいんですけど、中々それも難しい世の中なので
今回このような記事を書いてみました。
皆さんも隠し味にエキサイターを使ってみてはいかがでしょうか。
それでは!
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