新曲:ミッドナイト・ウィドウの解説

こんにちは。作編曲家のサカモトです。

 

 

先日新曲の「ミッドナイト・ウィドウ」を投稿しました。

ニコニコ動画はこちら

 

 

イラストは まなしさん!

物悲しいこの曲にピッタリのイラストだったので

使用させていただきました。

 

 

この曲は村下孝蔵さんの「初恋」を聴いていたときに

どうしてもこういう曲作りたいなぁ…う~ん、作っちゃえ!

という感じで作り始めましたw

 

 

それでメロディは作ったもののアレンジでつまずきまして、

何か良い曲ないかなぁとたまたま中森明菜さんの北ウィングを

聴いていたら「これだ!」と思って色々参考にして作ったという次第ですw

 

 

曲の出だしとかギターソロの入りとかアプローチ同じですもんw

もう作っていて楽しかったですね!

ギターソロの後半のストリングスフレーズとかモロ北ウィングですw

 

 

歌詞は中々に苦戦しましたが、ここでもオマージュ連発してやろう

振り切って、「浅い夢だから」「少し不安よ」など初恋や北ウィングの

歌詞をそのまま持ってきて使ってみました 笑

 

 

二番目の歌詞に「フロアに響くサイレン」という歌詞があるのですが

これはマハラジャをイメージして描きました。

 

 

バブルのころに一世を風靡したディスコブーム。

マハラジャはその中でも有名な店として当時賑わっていたらしいです。

 

 

それで、失恋した主人公が気晴らしにディスコに行くんだけど、

周りがノリノリなのに気持ちが入らないというシーンを演出してみました。

 

 

マハラジャでは注目曲(定番曲だったのかな?)、まぁとにかく

これから盛り上がる曲流れるよ!というときは一緒にサイレンが鳴っていた

らしいのです。

 

 

これを利用したいなと思ったので、マハラジャのサイレンの音を

サンプリングしてきてうっすらと伴奏に混ぜてみました。

本当に分かる人には分かるところかなと勝手に思っていますw

 

 

曲のアレンジ自体はシンセを使ってキラキラさせるイメージで攻めました

80sってキラキラサウンドが基本だと思うので、FM系のシンセは必須です。

 

 

あとはSY-77というYAMAHAのPCM系のシンセ(合ってるかな?)も

パッドで使ったりとちょっとこだわってみました。

 

 

ギターは結構ハードロック系で攻めました。

結構タイトに刻むのとかアームを使ったギターソロが難しかったです。

 

 

恐らく、80年代当時にアレンジしたとしたらクリーンサウンドが主体の

アレンジにするんでしょうけれど、それだと薄いサウンドになってしまうので

ディストーションをガンガン歪ませて厚さを出しました。

 

 

あと最後にこだわったのはスネアです!

80sのサウンドを作る上で一番大切なのがスネアの音色で、

ここをいかに調整できるかがネックだったりします。

 

 

とは言ってもやることは簡単で、

曲に合ったチューニングとリバーブの調整だけです。

 

 

僕の場合、チューニングはその曲のルートのコードトーンに合わせちゃいます。

例えば今回の場合はDmがルートだったので、Aに合わせました。

完全自己流なので世間的に合ってるかは分かりませんが、濁ることはないかなと。

 

 

リバーブは若干ゲートリバーブをかけて80年代的エッセンスを入れています。

実際オケ中だと良く分からないですけど、小さなこだわりです。

 

 

もちろんリバーブの音を強調するときはこれでもかというくらい上げます。

バラードの曲とかね。ですが、今回は上げ過ぎると曲に合わなかったので

控えめにしました。

 

 

と、まぁこんな感じでこの曲は成り立っているわけですw

もう一度聴き直して、色々とブログに書いてあった内容を探してみると

また新たな発見があって面白いかもしれません。

 

 

最後に聴いて下さった方々、広告して下さった方々ありがとうございました。

まだ聴いてないよって方はぜひチェックしてみてくださいね! 一緒に昭和へ戻りましょう!笑

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