骨のあるドラムサウンド構築法

こんにちは。作編曲家のサカモトです。

 

 

いよいよ明日はM3ですね!

結構準備したつもりですが、即売会自体

人生初参加なので少し不安です。

 

 

気合い入れて作った分、

やっぱり多くの人に聴いてもらいたいですしね。

 

 

今回頒布する場所は、

第二展示場の2F「ク-11x」というところです。

 

 

目標10枚!売れるように頑張りたいと思います!

まだ聴いてないよ!っていう人は

チェックしてみてくださいね↓

 

 

さて、今回は前回の続きで

ドラムの細かいミックスバランスの調整方法について

触れていきましょう。

 

 

まず、バスドラムを単体で鳴らし、

ピークレベルが平均で-10dbになるように

調整してみてください。

 

 

多少越えてしまっても構いませんが、

なるべく近付けていきましょう。

 

 

なぜ-10dbかと言うと、

レベルがピークを割って音が割れるのを防ぐためです。

-10dbというのはそのための安全マージンというわけです。

 

 

最初の音量設定を間違えると後々大変なことになるので、

ここはしっかり押さえておきましょう。

 

 

次にスネアです。

もうここから先は数値ではなく、

耳で聴いて判断していくという感じです。

 

 

スネアはバスドラと同じか、ちょい下辺りの

音量になるようにしましょう。

 

 

フェーダーをゼロの状態からじわじわ上げていって

調整するやり方が一番やりやすいと思います。

 

 

このように別のトラックを基準にして

音量調整をやっていくと非常に速く確実に

バランスが整います

 

 

一つ注意点としては、バスドラよりスネアの方が大きいと

ドラムの迫力が半減してしまうという点です。

 

 

結構アニソンとかでこのパターンがあるのですが、

ドラムに迫力がないと全体的にショボイサウンドに

なりがちなので、ドラムトラックはしっかり作りたいものです。

 

 

スネアが終わったらハイハット(HH)ですね。

スネアの7~8割の音量で足して上げましょう。

 

 

同じくらいにしてしまうとシャンシャンいってうるさいです。

 

 

次はオーバーヘッドです。

オーバーヘッドとはシンバルを録音するためにドラムセットの

上に設置するマイクのことです。

 

 

基本的にシンバル類全体を扱うことになります

(クラッシュ、チャイナ、ライド、ハイハットなど)。

 

 

オーバーヘッドはシンバルの打音(アタック音)が

はっきり聞こえるところまで上げましょう

 

 

音量が小さすぎるとアタック音が聞こえなくなってしまって

ドラムトラックにメリハリが出なくなります。

もちろん迫力も減少してしまうので注意しましょう。

 

 

僕が調整するときは、曲全体の楽器数によって基準を変えます

楽器数が多いときはスネアよりちょい小さめで足してやって、

楽器数が少ないときはスネアと同じくらいで足すことが多いです。

 

 

なぜかと言うと、

楽器数が多いと他の楽器で高域も埋めてくれるので

シンバルは少し小さいくらいでも全然問題ないからです。

 

 

逆に楽器数が少ないと高域を補完する楽器がいないので、

少し多めに足す必要があります。

 

 

もちろんどちらの場合でも

最低限のアタック音が出てくるポイントまでは

上げるようにしています。

 

 

オーバーヘッドを足したら、

先ほど調整したハイハットの音量を少し下げましょう。

 

 

オーバーヘッドの中にもハイハットの音が入っているので

このままだとハイハットがやたら大きくなってしまうからです。

 

 

次にタムですね。

ハイタム、ロータム、フロアタムと色々なタムがありますが、

これらは一つのトラックにまとめてしまって大丈夫です。

 

 

タムの音量はスネアよりほんの少し小さく設定します。

タムは大きいとかっこよく聴こえますが、

大きすぎるとうるさいからです。

 

 

ちなみに小さすぎるとフィルインのところで芯のない

ドラムサウンドになってしまいます。

 

 

タムを上手く調整できると

すごくカッコいいサウンドになりますよ!

 

 

最後はルーム(Room)ですね。

ルーム(Room)とは名前の通り、ドラムが鳴っている部屋の

空気感や反響音などを録音するためのものです。

 

 

このパートがないとドラムトラックを聴いていて

何かが足りないと感じたり、空気感がないと感じてしまいます

 

 

一般人には分からないですが、

縁の下の力持ちといった部類のトラックでしょうか。

 

 

音量の調整としては

ルームのトラックを単体で聴くとスネアが鳴っていると思います。

 

 

このスネアがスネアトラックの半分くらいの音量になるように

上げていきます。

 

 

このトラックの音量が大きすぎるとリバービーになりがちなので、

ちょうど良いところを狙いましょう。

 

 

イメージだけで言えば、

ドラムトラック全体を包み込んでやる感じです

ルームは空気感も保管してくれるので。

 

 

ちなみにルームの空気感とリバーブの空気感は別物なので

あまり深めに調整しない方がいいかなと思います。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

今回はドラムパートそれぞれの細かい調整方法について

解説してみました。

 

 

他のトラックを基準にしてバランスを取っていくというのは

中々良い方法ではないでしょうか。

 

 

皆さんも今回のことを参考にして

カッコいいドラムサウンドを作ってみてくださいね!

 

 

それでは!

 

 

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