ツインボーカルの落とし穴

こんにちは。作編曲家のサカモトです。

 

 

今日も昨日に引き続き、

ボーカルの編集作業をやっていました。

 

 

その曲は

贅沢にもツインボーカルの曲にしようと思っていたので、

いつもの編集より二倍くらいの作業量でした。

 

マウスをいじりすぎたせいか、右手が若干痛いです…。

腱鞘炎にならないように気をつけたいと思います。

 

 

とりあえず編集を終えて、仮にミックスしてみたところ

ある重大な事実に気が付いてしまいました。

 

 

それはツインボーカルの場合に限ることなのですが、

2人のボーカルに実力差がありすぎると曲としてのクオリティに

支障をきたすということでした。

 

 

なぜクオリティに影響するかというと

仮に歌の実力が普通の人と上手い人がいるとします。

 

 

その2人で一つの曲を交互に歌ったりすると

上手い人→普通の人に入れ替わったところで

当然ギャップが生じるわけです。

 

 

その結果、曲中に歌が上手い箇所と普通の箇所の

両方が点在することになります。

 

 

そうすると、

曲の部分部分でクオリティに差が出てしまうわけですから

クオリティの均一化ができません。

 

 

イメージとしてはボコボコしてしまうという感じでしょうか。

 

 

仮に道に例えれば、ボコボコした道は走りにくいですし

あまり気持ちの良いものではありませんよね。

できれば凹凸の少ない道を走りたいものです。

 

 

今回はその現象が起きてしまったので、

結局上手い人オンリーでボーカルエディットをしました。

 

 

本当は2人のボーカルを使って

カラフルな感じに仕上げたかったのですが、

こればかりはどうしようもないです。

 

 

CDを買ってくれるお客さんには関係ないことですしね。

どんな形であれ、クオリティの高いものを聞きたいと思うので。

 

 

あとは当たり前ですが、声質ですね。

似ていたらそれこそ悲惨です。

 

 

ツインボーカルにする意味が薄れてしまいますし、

ボーカル同士に実力差があることによって

聴いている人は「あれ?このセクションから急に下手になったな」

と感じるだけに留まってしまいます。

 

 

つまり、そもそもツインボーカルの曲だと認識できないということですね。

もし、ツインボーカルを引き立たせたいなら

タイプが全く違う(あるいは真逆の)ボーカルを起用することを

オススメします。

 

 

ということで、

ツインボーカルにしたいときは実力が同じくらいの人で、

声質が違う方がいいよという話でした。

 

 

今回は作業の中で感じたことを

そのまま書いた感じになってしまいました。

 

 

まぁこういう日もあっていいでしょう(笑)

 

 

次回は初心者向けにアレンジの話をしようかなと

思っています。

 

 

お楽しみに!

それでは!

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